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人間と吸血鬼

第19章 思い出

帰りの時も、

佳奈「雅紀、なんかあったの?」

雅紀「えっ、どうして…?」

佳奈「悲しい顔してるから。」

雅紀「そんなことないよ?」

佳奈「雅紀はいつも自分で解決しようとするだから…」

家が隣同士で送り彼女は俺に抱きついて、

佳奈「なんかあったら言ってよ…さみしいじゃん…」

雅紀「佳奈…」

俺も彼女を抱きしめ、

雅紀「大好き…」

佳奈「成り立ってないけど…でも…」

俺たちは見つめあって、

佳奈「そんな雅紀が大好き…」

俺たちは愛し合っていた。

いつまでも続けばいい…

そう思っていたけど…

俺たちが付き合っていたことは両親も知っていた。

両親は将来、俺たちを結婚させようとした。

高校を卒業して俺は大学に行くため家を出ることにした。

彼女も別の大学に行くため家を出る。

俺たちは約束した…

会えなくても…繋がっているって…

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