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人間と吸血鬼

第6章 再び

俺はそのまま雅紀をベットに運んだ。

和也「お腹….空いた…」

あんな悲しい顔されたら血を飲めるわけない…

俺は人間が嫌い…

ピキィーン‼︎

和也「あぁ…‼︎」

俺はそのまま頭を抑えた。

ダメだ…思い出しちゃダメだ…

「助けて…助けて…」

和也「やだ…あぁ…‼︎」

思い出したら…俺は…

すると、

雅紀「か…ず…」

俺は雅紀を見た…

雅紀「ご…めん…ね…」

和也「…‼︎」

「ごめん…別れよう…」

記憶が…

和也「どうして…」

人間の時の記憶が戻ったら…俺は…

消えてしまう…

俺はなんとか落ち着きを取り戻した。

和也「雅紀…はぁ…はぁ…」

俺は雅紀の手を握った。

雅紀のためにも…

俺は消えていられない…

まだ…雅紀と一緒にいたいから…

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