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人間と吸血鬼

第9章 待っていた

親父「そうだ。人間にしてしまえば助かるだろう。残り半分は吸血鬼。完全に人間すればいいのだかそれだと時間が掛かりすぎるからな。」

和也「時間って…」

親父「早ければ一年。完全になるのは三年は掛かるぞ。」

和也「なんでもいい…早く雅紀に会いたい…あぁ…」

親父「それほどまでにあの人間を…分かった。直ぐに手配をする。だかお前は少々痛みに苦しまなくてはならないぞ。それでもいいか?」

和也「いい…それで治って…雅紀に会えるんだったら…なんでも…受けてやる…」

親父「分かった。あれを。」

親父はビンを開けた。

親父「これを飲め。これを飲んだら苦しむが落ち着きを取り戻しお前は一年の間眠ることになる。」

一年の間…眠る…

雅紀だったら…俺を待っていてくれそうな気がする…

和也「いい…雅紀に会いたいから…」

親父は俺に飲ませた。

和也「ん…ぁ…っ…ぅ…」

全部飲み干すと、

和也「…‼︎うわぁぁ…‼︎」

全身から痛みが走った。

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