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人間と吸血鬼

第9章 待っていた

〜回想〜

和也「はぁ…はぁ…」

翔「本当にやばそう。」

和也「体が痛いんだよ…なんか…」

翔に運ばれてからもずっと体が痛かった

そして吸血鬼の世界に帰ってきて、

翔「連れてきました。」

「ご苦労。翔。」

目の前にいるのは、

和也「親父…」

俺の親父だった。

俺は翔に降ろされ床に倒れこむ。

和也「はぁ…はぁ…」

親父「和也…やはり記憶が戻ろうとしているのだな…」

和也「き…おく…」

親父「ああ。よく聞け和也。お前は元は人間だ。」

和也「はぁ…はぁ…あぁ…」

やばい体が…

親父「体が痛いだろう?それはそうだ。」

和也「なんで…あぁ…」

親父「お前は殺されたからだ。刃物で殺され死んだからだ。」

和也「…‼︎」

親父「でも大丈夫だ。少々時間はかかるがお前を半分人間して助けてやる。」

和也「はん…ぶん…」

俺は倒れながらも答えた。

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