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人間と吸血鬼

第9章 待っていた

そして月日が経ち。

俺は特別な部屋で寝かされていた。

親父「和也。目を開けれるか。」

親父の声がした。

和也「うぅ…」

俺はゆっくりと目を開けた。

親父「私が分かるか?」

和也「う…ん…分かる…」

親父「名前は?」

和也「和也…」

親父「よし…大丈夫だ。」

俺は鏡を見た。

和也「あれ…」

最初に自分を見た印象…

なんか痩せた?見た目が人間ぽくなったような気がした。

親父「和也。お前は今日から半分人間の血が入った者になった。でも吸血鬼のことには変わりない。思い出しただろ?」

和也「あっ…うん…」

あの時に思い出した記憶…

親父「吸血鬼だからもちろん血を飲まないといけない。そこあたりは分かっているな。」

あの人だったら…

俺はずっと決めていた…

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