「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
相変わらず、殺気が
半端ない…。
だがな…大悟?
俺には、『逃げ足の速さ』という
素晴らしい特技が残ってるんだぜ?
この授業が終った後
マッハで遠ざければいい話だ。
そしたら、当然
理由を聞かれずに済む。
やっぱ、俺って
才能あるかも(照)←
そうと決まれば
この手で行こう。
後何分で終わるかどうか確かめるべく、
時計に視線を送った。
げっ。
後30分もあんのかよ…。
俺的には、10分くらいだと
予想してたのに、
まさかそんなに残ってるとは、思ってもみなかった。
…仕方ない。
それまで、力を補給しとくか。
別に少しだけだし
大丈夫だろう。
机にうつぶせて、
俺は、寝る体勢に入った。
30分だけだし……そう30分だけ…。
心に念を押し、ゆっくりと目を閉じて
眠りについた。