飽きてしまったオリジナルBL文。
第1章 残念な受けが夢で恋をするお話
ざあざあ、ざあざあ。擬音にすればまあこんな感じなのかな、と1人窓辺で思う。
今日は大雨、というわけではなく、小雨よりはもっと大降りのような気がする。
擬音にするならざあざあ、というよりはもう少し小さめのさあさあ、のほうが正しいかもしれない。
でも、1人でいるには広いような、2人でいるには少し狭いような部屋で、物もあまりない僕の部屋ではそんな些細な音も心なしか響いているような気がして。
手元にある少し冷めたぬるめなティーバッグの安い紅茶に、角砂糖を1ついれて溶けきらぬ前に啜る。じゃりじゃりと溶けきっていない甘ったるい砂糖とただの色つき水といっていいほど紅茶の味がしない紅茶の味は、いつもなら不味いと思うはずなのに、何故だか味はしなかった。
今日は大雨、というわけではなく、小雨よりはもっと大降りのような気がする。
擬音にするならざあざあ、というよりはもう少し小さめのさあさあ、のほうが正しいかもしれない。
でも、1人でいるには広いような、2人でいるには少し狭いような部屋で、物もあまりない僕の部屋ではそんな些細な音も心なしか響いているような気がして。
手元にある少し冷めたぬるめなティーバッグの安い紅茶に、角砂糖を1ついれて溶けきらぬ前に啜る。じゃりじゃりと溶けきっていない甘ったるい砂糖とただの色つき水といっていいほど紅茶の味がしない紅茶の味は、いつもなら不味いと思うはずなのに、何故だか味はしなかった。