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子犬と俺の物語

第10章 ずっと

智の所にゲームを取りに行った。

和也「ふぅ…よかった。帰ろう。」

俺は雅紀の元に帰ろうとした。

階段を上ろうとしたとき、

「すみません。」

後ろから声がして振り返ると女の人だった。

「すみません、ここのアパートに相葉さんって人、住んでいませんか?」

和也「えっ…相葉…?」

相葉って…雅紀のこと…?

和也「雅紀のこと…?」

「えっ、雅紀君を知っているんですか?」

和也「知ってるって言うか…まぁ…」

「じゃあ教えてくれませんか?私、用事があって来たんです。」

和也「誰…?」

「あっ、失礼しました。私、雅紀君の彼女、篠原美希と申します。」

雅紀の彼女…?

確か、振ったとかって前に聞いたことがある…

だから馴れ馴れしく雅紀君って言ってるんだ…

和也「どんな用事で来たの?」

美希「中々色々聞いてくるんですね。」

会わせたくない…雅紀に…

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