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子犬と俺の物語

第10章 ずっと

美希「私、別れたんです。でも私は認めません。いつも楽しくやっていたのに別れるなんてあり得ないじゃないですか。だからまた話をしようと思って…」

和也「……」

俺は…

和也「それ…嘘だと思う…」

美希「えっ…」

和也「雅紀泣いてたもん。楽しかったら笑ってるはずだもん。」

美希「あなた…」

和也「帰る。」

俺は雅紀の元に帰ろうとした。

美希「だって仕方がないじゃない。雅紀君がなにもしてくれないから…!こうでもしないとなにも出来ないまま終わちゃったわよ…!」

俺は再び立ち止まり聞く。

和也「どういうこと…?」

美希「襲わないと分かんないかなって思って。やろうと思ったけど優しく抵抗されたから。」

和也「……」

これが雅紀を泣かせた本当の原因だったんだ…

和也「嫌な人だ…」

美希「えっ?」

すると、

「美希ちゃん…!」

階段の上から人が降りてきた。

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