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子犬と俺の物語

第10章 ずっと

あれからお風呂に入りちょうど上がった所で、

和也「ヒック…ヒック…」

雅紀「和、大丈夫だよ〜…」

和也「怖かった…」

シャワーと格闘していて時間がかかってしまった。

相変わらずシャワーが苦手のご様子。

雅紀「じゃあ寝ようか?」

俺が布団を出すと和は横になった。

和也「雅紀はここ〜」

和は腕を広げた。

俺も中に入り電気を暗くする。

和也「雅紀あったかいね…」

雅紀「そう…?」

和也「雅紀の匂い…落ち着くんだ〜…」

首元あたりをクンクンと匂いを嗅ぐ和。

雅紀「ちょ…くすぐったいよ…」

和也「離れない…」

ギュッと抱きしめる和…

雅紀「離れていかないから…」

俺は和の頭を撫でて眠ってしまった。

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