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子犬と俺の物語

第12章 頼みごと

和也「これ…落とした…」

「あっ、すいません。」

その人は落とした物を受け取った。

「なにか困ってるの?」

和也「えっ…」

「そんな感じしたから。なに探してるの?」

俺はその人に紙を見せて、

和也「これに書いてあるやつ…探してる…」

そう言うと、

「そうなんだ〜じゃあ、俺も探してあげるよ?」

和也「いいの…?」

「お礼にね。いこ?」

初めて会った人なのに…優しい人だな…

和也「あっ、ねぇ、名前…」

まだ名前を聞いてなかった。

「あっ、名前ね?櫻井翔だよ。」

和也「翔…」

翔は紙を見て素早く物を買った。

和也「ありがとう…あっ、お金…!」

俺はお金を渡そうとした。

翔「いいよ。お金はいらないから。拾ってくれたお礼だから。」

翔はニコッと笑って言った。

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