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子犬と俺の物語

第18章 守る

雅紀が落ち着いた頃、

雅紀「和…」

和也「ん?なに?」

雅紀「俺…何も取り柄ないし…頭も良くないし…迷惑かけちゃう…」

抱きつきながら言う雅紀…

雅紀「そんな俺だけど…これからも好きでいて…くれる…?」

和也「バカ…雅紀…」

離れて雅紀の顔を見ると、

雅紀「み…見ないで…」

雅紀は顔を見せないようにするけど…

和也「見せて…雅紀の顔を…」

見ると雅紀の目から涙…

雅紀「顔…グチャグチャだよ…」

俺は涙を舐める…

雅紀「ひゃぁ…和…」

和也「もちろん…雅紀のことは好きだからね…?」

雅紀「うん…」

俺はそのまま唇を重ねた…

雅紀「んっ…」

雅紀の体が微かに震えてる…

でも落ち着いて受け入れてくれた…

唇を離すとニコッ…と笑う雅紀…

その笑顔が綺麗だなと俺は思っていた…

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