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子犬と俺の物語

第18章 守る

雅紀「ありがとう…」

雅紀はニコッと笑う…

俺も横になり雅紀との距離を縮めた…

雅紀「近いよ…」

雅紀は困ったように頬を赤らめた…

和也「雅紀の隣は俺…」

俺は雅紀を抱きしめる…

こんなに人を大事に思ったのは雅紀だけだよ…

雅紀「うん…」

俺は雅紀の目を見ると恥ずかしそうに目をそらしたけど目が合いニコッ…と笑ってくれた…

そして…

雅紀「好き…」

俺の肩に顔を伏せて…

雅紀「大好き…」

小さい声で言った…

和也「ありがとう…雅紀…」

こんなに俺の事を想ってくれるなんて雅紀が初めてかもしれない…

肩に冷たさが感じて見ると、

雅紀「ヒック…ヒック…」

雅紀は泣いていた…

応えることが出来ない事を知っているから…

俺は静かに見守っていることしか出来なかった…

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