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和也「雅紀…泣かないで…雅紀に涙は似合わないよ…」

泣いている雅紀よりいつも笑ってくれる雅紀の方が大好きだ…

でも雅紀は…

雅紀「ヒック…ヒック…」

泣いていた…

雅紀「本当は…」

和也「ん？なに…？」

雅紀「離れたく…ないよ…」

雅紀はギュッと俺に抱きつく。

まるで前の俺みたいに…

捨てないでと言ってるみたい…

雅紀「和が行ったら…もう帰ってこないもんね…」

雅紀の涙が肩に伝わった…

雅紀「いや…」

和也「えっ…？」

雅紀「やだぁ…‼︎」

雅紀は叫んだ…

和也「雅紀…！」

ギュッと俺に抱きつく雅紀…

雅紀「離れ…ないで…」

雅紀は目を閉じた…

和也「雅紀…？」

雅紀「ん…」

どうやら眠ってしまったみたい…

それでもギュッと俺に抱きつく雅紀…

雅紀の力がなくなった時、俺は雅紀の頭を座布団に置いて寝かせた。

和也「雅紀…」

俺は雅紀の頭を撫でた。

和也「行ってくるね…」

俺は雅紀の頬にキスをして家を出た…