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秘密の恋。

第19章 最後の砦

「木村さん、それって…」
聞こうとしたが、木村は既に伝票を持ってレジのほうへ向かっている。グラスの中のアイスコーヒーを飲み干すと、慌てて後を追い、なんとなく恥ずかしかったので、先に店を出た。
店から出た木村に、背中側から強く抱きしめられた。お尻に何かが当たる。
(こっ…これって…///)

友香のうなじに木村の息がかかってこそばゆい。

「俺、もうダメです。セーブ効きません」

流しのタクシーを止め、二人で乗り込む。乗り込むと木村が行き先を告げる。行き先はラブホだった。

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