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甘く染めて

第9章 №8



 「ごっちそうさまッ!」

 ふはーお腹いっぱい!

 「莉緒っ!ちょっと…」

 小夏が手招きしながら「こっちこっち」と小声で言っていた。

 「ん?どした?」

 「あのね、あっき亜純実が、
¨やっぱいいよ住所、莉緒に教えてあげて。莉緒、ホントに今日は気分ダウンだから(´▽`*)¨って。」

 「亜純実…」

 私のこと気遣ってくれたのかな…。

 「亜純実がなんで先生の住所知りたいかわかんなかったけど…亜純実、良い子ちゃんだねっ!」

 「亜純実はホントに優しいもんね!」

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