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甘く染めて

第9章 №8



 「…莉緒……」

 赤く染まった先生の頬。

 「せんせ…大丈夫?」

 はぁはぁと息を切らす先生は、いつもの余裕のある先生ではなかった。

 「…とりあえず入って…こんなとこ見られたらヤバイから…」

 ギィッと大きく開いたドア。

 奥に小さく部屋が見えた。

 「お、おじゃまします」

 ドアを支えている先生の腕の下を通り、部屋の中へ入った。

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