テキストサイズ

甘く染めて

第1章 №1



 やだっ…

 どうしよう、先生に見つかっちゃった…ッ!

 「どうした?何かあったのか?」

 さっきとは違う、何か違う先生の声。

 「な…にも、ありませんッ」

 「何かあったから泣いてるんじゃないのか?」

 ドキンドキンドキン…

 やだ、私、こんな時に先生にときめいてどうすんの…。

 先生の手が私の頭に乗りそうになった瞬間私は、

 「やっ!」

 と声をあげてしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ