
甘く染めて
第10章 №9
「誰もいないや…」
図書室も静まり返っていて、先生の気配もない。
「………」
待ち伏せしちゃえッ!
来るかわかんないけど(´・ω・`)
こーなったら本でも読もうかね…
ミステリー系の本が並んでいる所に足を踏み入れた途端…
ガラガラッ
ドアの開く音がした。
え、これってこのまま本を読み続けてもいい感じ?
気にせずに本を読み始め、ゆっくりと床に座った。
ガラガラッ
「?!」
また人来たよ?! 廊下には誰もいなかったのにね…不思議なものだ。
「先生っ…来てくれたんだっ!」
「…何、用って」
…何か聞き覚えがありますこの声。
「………そんなに冷たくしないで…今日は聞きたいことがあって…」
「何?早く職員室戻らなきゃねんないんだけど?」
(-ι_- ) ?!
先生と亜純実?!
