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甘く染めて

第1章 №1



 「せ、んせい…」

 ゆっくりと近づいてくる先生。

 そして、私の前にしゃがんだ。

 「お前、俺のコト好きだろ?」

 先生、いつもと違う。

 喋り方が違う、あの先生の優しい喋り方はどこへいったの?

 「…スキですけど…」

 「お前、いっつも俺の方向いてたもんなあ?」

 「へ?!」

 じゅ、授業中の時?!

 「図星か」

 クイッと私のあごを持ち上げた。

 「せ、せんせい、なにするの……んっ」

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