甘く染めて
第11章 №10
あ、昨日亜純実と先生がシてたとこだ…
見たくないから見ないでおこう…
「あれ…?」
ベッドに誰か居る…
ゆっくりとベッドに近づくと、スヤスヤ寝ている先生が居た。
あ、鈴木 遥斗先生ね!
ふあああああっ、先生寝てる…
先生の寝顔見たの二回目だあ…
睫長いなあ…うらやましい。
ベッドの横の床にしゃがみ、先生をじーーっと見た。
先生… 昨日、この唇で亜純実とキスしたんだね…
変態だね、私。
人差し指を先生の唇に当てた。
「ふにふにしてるー… んふふっ、可愛いなぁ…」
先生の頬を触りながら呟いた。
「先生…」
頬にキスをしようと思った瞬間、
「「っおうわ!!!」」
先生がパチッと目を開けた。