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甘く染めて

第3章 №3



 「ひゃあっ」

 いきなり、スカートの中に手が入っていた。

 「しょ、翔太や、めてっ」

 「やめない」

 ツーッと太ももを人差し指でなぞる。

 ビクビクする。

 私、ふとももが大の敏感で、さわられただけでも、声が出る。

 「ぁッ」

 「声でかいっつーの」

 「っふ…ぁ」

 翔太の口で、私の口をふさいだ。

 ガタンガタンと揺れる電車。

 誰にも気づかれませんよーにっ。

 私はひたすら願った。

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