
甘く染めて
第5章 №5
ドキンドキンドキン
「や、やっほ!」
何か、ドキドキしてきた~!
「うす……」
「「…」」
揺れる電車
電車の音
私たちは、ちょっとの間沈黙が続いた。
「なあ」
ビクンッ
いつエッチなことをされるのか緊張していたから、ビクンッと飛び上がってしまった。
「…いつされるか緊張してたんだ?」
ドキッ
「…してるかバカ」
「じゃあ、おかまいなく」
「ッ…あ」
フッと笑った翔太は、
チュッと不意打ちでキスしてきた。
「っ…ふ…ぁ」
濃厚で溶けそうな感覚。
今まで、このキスで何人落としてきたんだか。
