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シュールな関係

第7章  王子の約束と親の気持ち



「母さん もう十分だ

これで奈緒のこと

わかっただろ?


俺は他の女とは結婚しない


奈緒しか考えてないから

あと奈緒に謝ってくれないか?」



「何を謝るの?」



「その人を小馬鹿にするような

言い方!

十分聞き苦しいんだよっ


身元調査して蹴散らすように

扱って・・・

いい加減にしてくれ

もう満足だろ?」

 

「何を言ってるの雅也!!

あなたの為を思ってーーー」



「何が俺の為?

俺の為ってどういうことだよ?


反対するなら俺 

このまま家出て行くし


いざとなったら直ぐにでも

子供作ってもいいしな

奈緒」



投げやりにも挑発的にも

聞こえる言い方をして

わたしの方を見る。


な…なんてこと

言い出すの!!


それに私に同意を求めるように

振らないでもらえない?



まさかのまさかの

親子喧嘩が勃発!?



一之瀬さんもあなたも

かなり話がかなり変わってるよ。



それにどう転んでも

ううん  

口先だけでも

あなたの子供なんて欲しくない

んだけど!?



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