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シュールな関係

第8章 金の切れ目は縁の切れ目

「お前さ~

さっきからナニ

携帯と睨めっこしてる?


自分で出れねぇなら俺が

出てやるよ」



「ちょっと

人の携帯取らないでよっ

やめてぇっ!! 返してよ!」



「もしもし オタク誰?


俺の奈緒になんか用なワケ?」



ある意味最強な大和

そして わたし・・・

絶対絶命のピンチってヤツ?



「バカ バカ バカ男!!

あんた一体何してくれるよ!!」



大和からはぎ取るように

わたしは携帯を取り戻した。



「怒んなよ 


ちえっ 出る前に切れたし…

面白くねぇ~の


お前の彼氏からなのか?」



あぁっ~ 焦ったぁよ!!!


マジでドキドキしたじゃない


はぁぁ はあぁ 



「彼氏じゃないわよ

もう~!!

大和のせいで寿命が何年

縮こまったと思うのよっ!!」


「スリリング体験嬉しいだろ?」


「楽しい訳ないでしょが!!

もう一杯お代わりもらえる?」


嬉しそうに笑って言わないでよ

ほんと危ない奴だわ


飲まなきゃやってられない。



一之瀬さん怖いのに

大和がさらに変な誤解あたえたら


ぁぁあ~~っ

恐ろしい


考えるだけでも恐ろしい!




もうこれって粗大ごみレベルでは

なくなっているよね?






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