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シュールな関係

第8章 金の切れ目は縁の切れ目

「ちょっと待ってろ」


そう言ってマスターに酒を頼み

それをわたしの前に置いた。




「なにこのお酒?」


「ブランデ-サワ-

『甘美な思い出』って意味だ

これ飲んて思い出せ」



「ねぇ 

大和 あなた一体何人セフレ

いるの?


わたしのことバカにしてるでしょ


そう… そうよ!! 

この前の子は?」



「この前の子って誰?」



「トイレで絡んでた子よ」



「・・・誰だっけなぁ~



ああ・・・あいつか――――


悪いけど名前なんて知らねぇし

興味すらねぇな


俺 セフレなんかいないぜ?


一回やったら十分だしなぁ


それに他の女なんて

簡単にケツを振り回すだけ

だし面白くないんだよ」



「あのさ…―――――

わたしも面白くないよ


大和と簡単に寝たよね?」


あなたも一回限りなのね。


じゃ もう終わりで

いいんじゃないの?



「ああ お前は合格にしてやるよ

俺を押し倒してきたし

俺のこと簡単に脅す女なんて

そういねぇからな


奈緒なら退屈しそうもねぇしな」



「ケームの続きを楽しむような

言い方やめてくれない?


わたしその気全然ないから!」


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