
シュールな関係
第8章 金の切れ目は縁の切れ目
「奈緒は今日何してた?」
「センパイの偽彼女になりきって
両親と会い無茶苦茶になって
しまったわ」
「くくっ
相変わらずハチャメチャなこと
してんだな」
「四杯目に乾杯」
二人のピッチは止まらない。
・
・
・
・
・
それから何杯飲んで
二人で一問一答を続けたのだろう
今まで付き合った男の数・・・
寝た数・・・
今まで生きてて
一番嬉しかったこと
辛かったこと
最後に泣いたのはいつか・・・
どこに旅行に行きたいとか・・・
どんな夢があるかとか・・・
お酒の勢いと一問一答という
言葉に縛られたかのように
わたしは普段話さないような
心の内を
大和に色々と語っていた。
そして彼の一面に少し触れた
気がして、ただのチャラ男
じゃなく大和の人生にも
色々あったんだなって思った。
こんなに素直に話せたのは
多分・・・
知らない者同士だから?
もうわたしの人生で
関わることのない人だから?
それともお酒の力?
闘争心の塊で何も
聞こえなかったわたしの耳に
静かに奏でるジャズの音が
いつのまにか
心地よく聞こえていた。
「センパイの偽彼女になりきって
両親と会い無茶苦茶になって
しまったわ」
「くくっ
相変わらずハチャメチャなこと
してんだな」
「四杯目に乾杯」
二人のピッチは止まらない。
・
・
・
・
・
それから何杯飲んで
二人で一問一答を続けたのだろう
今まで付き合った男の数・・・
寝た数・・・
今まで生きてて
一番嬉しかったこと
辛かったこと
最後に泣いたのはいつか・・・
どこに旅行に行きたいとか・・・
どんな夢があるかとか・・・
お酒の勢いと一問一答という
言葉に縛られたかのように
わたしは普段話さないような
心の内を
大和に色々と語っていた。
そして彼の一面に少し触れた
気がして、ただのチャラ男
じゃなく大和の人生にも
色々あったんだなって思った。
こんなに素直に話せたのは
多分・・・
知らない者同士だから?
もうわたしの人生で
関わることのない人だから?
それともお酒の力?
闘争心の塊で何も
聞こえなかったわたしの耳に
静かに奏でるジャズの音が
いつのまにか
心地よく聞こえていた。
