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シュールな関係

第8章 金の切れ目は縁の切れ目

「じゃ 私の番だね

大和のお父さんの仕事って?」


30万+カードの小遣いなんて

異常でしょ?

それともバイトしてるのかしら?


「え~~~っとな

ちょっと考えさせてくれ・・・」


そう言っておもむろに私の

肩に頭を寄せて身体を

預けてきた。


「・・・大和?」



「・・・うん 

1分で考える―――――」


もしかして 




もしかして




この状態って・・・?





落ちる寸前ってヤツかしら?



うん


いいよ いいよ


1分どころか


あなたがちゃ~んと向こうの

世界に着くまで待ってるから!!





それにしても顔に出ない人って

いきなり来るから驚くじゃない。



正直私もギリギリだったから

安心したわ。






暫くしてもたれかかる大和の

身体をテーブルにうつ伏せに

なるようにそっとを置いた。



ゆっくりと顔を覗き込むと

一定のリズムでスースーと

気持ちよく寝息が聞こえる。



頬っぺたを指でツンと押す。



無反応・・・・



もしかしてわたしやった!?

やったのよね!?



わたし勝ったのね!!



拳を握りガッツポーズ



この爽快感


やりきった者しか分からない!!


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