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シュールな関係

第10章 裏切りの代償って?

「神崎・・・

ちょっとばかし成功した気分に

なって急に調子に乗って

きてないか?


そんなに俺に刃向うとは

借金地獄にあいてぇのか


イヤ…海外送りがいいか?


それともキッチリ俺に調教して

欲しいのか?」



ブルブル 


両方イヤ!! 全部いや!!




真面目な顔して恐ろしいこと

言わないで下さい!!





「だからさっきのキスの意味は

契約の印だな」


「契約・・・?」


はて・・?


日曜限定の彼女の代理は

引き受けましたがその他に

なんか契約を結びましたっけ?



「ああ ここまで話が大きく

なったんだ

今さら逃げれる訳ないだろ?」




いや―――――


一之瀬さん・・・


あなたが一人で

勝手に話を大きくしたんでしょ?


それに

『今さら逃れられない』って

どう意味?

怖すぎて聞けないんけど・・・




「それにタダとは言わない

俺の女でいたら1500万払う


これでお前も弟も自由の身だぞ」


「一之瀬さん

お見合いを断るごときで

わたしに1500万払うって

おかしいですよ!!!」


「いや

俺にとっては大した額でも

ないんだけど?」


さすが王子・・・


わたしと生きてる次元が

既に違うんですけど――――。



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