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シュールな関係

第11章 複雑なる交差点

じゃあ 

あいつが俺に・・・

キスしたんだよな?



いつキスなんかしたんだ?


俺が寝てからだな・・・。




ほんとあいつ俺の前では

素直じゃなくツンデレな奴だな



ちょっとマジでニヤついた俺が

いた。





コンパの後、

一磨と待ち合わせをして

女連れでBARに行った。



中身は知らないが、ルックス

だけは抜群のモデルのような女



甘ったるすぎる香水の匂いを

振りちらし

濃いピンクの口紅に

胸のラインを強調する服。



いつもの如く名前すら憶えてない

女が今日の暇つぶしに

なるだろう。




だが――――――

店に入るなり

目に飛び込んだのは



いきなり奈緒が一磨に

ビンタをしてる姿だ。




奈緒がどうしてここにいる?


ナゼ一磨を殴ってるんだ?



それに何だかマジでで

キレてねぇか?




「おっ 大和遅かったな」



殴られた一磨が頬を摩りながら

笑って俺を呼ぶ。



「奈緒・・・どうした?

一磨 お前なにかしたのか!?



おい待てよ!!」




その言葉と同時に奈緒は店から

飛び出していた。



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