無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

奈緒がナゼここにいて、

一磨を叩いているか見当も

つかねぇ。



俺・・・

ナニここで突っ立ってるんだ？




追いかけようとする俺を

女が腕をつかみ

「行かないで」と俺を離さない


「お前ウザすぎだろ！？」




女の手を拭き切り店から出た



「奈緒！」




人ごみにまぎれて奈緒の姿が

もう何処だかわからねぇ



店の外はネオンだけが

やたら眩しく光り空の色さえ

分からねぇじゃないか。



苛立ちを抑え切れずBARに戻る



「一磨・・・

お前一体奈緒に何をした？」




俺の顔　マジになっている。



「ちょっと相手して貰おうと

からかっただけだよ


いつもの事だろ？


何で大和が熱くなるんだよ？



貧乏女の割に気持ちだけは

高い女だな


お前が気になるのも分かる気が

するよ　



あははっ

奈緒ちゃん最高だな」



楽しそうに話す一磨に今の

俺は笑えねぇ



「あいつには手を出すな」


俺は一磨の胸ぐらを掴んでいた。



俺らのやり取りに女は横で

不機嫌に煙草を吸い始める。



「お前さ　

もういらないから帰ったら？」



もうこの女も抱く気さえしねぇ

横にいるだけでウザく感じる。



そんな時にマスターが俺に

声を掛けてきた。