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シュールな関係

第12章 迷惑な訪問者

今日は、土曜日

基本、週末になるとわたしは

多恵さんの日本料理店で

夕方からバイトをしている。


主に主夫的なコトは晴人がして

くれてるけど、今日は仕事が

休みなのでバイトに行く前に

スーパーに買い出しに来ていた。




「RRRR」

晴人からの電話?


「もしもし晴人 どうしたの?」


「姉ちゃん今どこにいるの?

いつ帰れる?」


「今ね スーパーで買い物

だからあと30分くらいかな?


何か必要なものでもあった?」



「それどころじゃないよ 


一之瀬さんが来てるけど?」



「・・・・・・・

一之瀬さんがどこに?」



「家にだよ

帰るの待ってるって言ってるから 
早く帰ってきてよ

一之瀬さんの」プッ ツー ツー



電話の途中だが

大急ぎで電話を切るわたし。



ええぇ~~っ!?

一之瀬さんが?

なんで どうして家に来てるの?



この前の契約の返事まだ言って

なかったから聞きに来たのかな?



流石に会社でも出来る話じゃ

ないモノね。



うん ちゃんと断ろう。



いつまでも引き延ばしてなんか

していられないしね。




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