テキストサイズ

シュールな関係

第12章 迷惑な訪問者

買い物の途中なので手当り次第

堀投げるようにガゴにいれ

大急ぎで家に帰る。



アパートの前には

この辺りには似つかない

白いベンツが止まっている。



誰の車なんか言わなくても

分かるわよね・・・


取り合えず車をスルーして

家に飛び込むわたし。



だって-----

両手にスーパーの袋持ってるし




家の中は服も散らかり放題だし


一応レディの家ですから・・・





だけど まさか 晴人



その前に一之瀬さんを

家の中には入れてないよね?





もし入れてたらブッ殺すよ!!




「晴人 ただいま!!」

ゼーゼーと息切れ状態のわたし





「あれ?

姉ちゃん30分くらいって

言ってたのに早かったね」



「当たり前じゃない

一之瀬さんが来てるんでしょ?」


待たせると何言われるか

わからないもの



大急ぎで走って15分で

戻ったわよ はぁ はあ




「奈緒さん こんにちは」





「・・・・・・・」





えっ!? 




硬直するわたし―――――――






だって





一之瀬さんは一之瀬さんでも






そこにいるのは






会長の方じゃない!!!!!!







ストーリーメニュー

TOPTOPへ