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シュールな関係

第12章 迷惑な訪問者

わたし―――――-

一之瀬さんときっちり縁を

切るって言いましたよね?




会長・・・外国によく行かれて

いるようですが

日本語忘れてませんよね?







それとも見た目は若いけど―――




会長・・・



その年で

もうろくされてませんよね!?




それともわたし達がきっちり

根絶するのを見届けるつもり

なの!?



もともとわたし達には

そんな縁は存在しないんです!




会長のこの腹黒さっ!!



流石に似たもの親子!

一之瀬さんもそのDNAを

受け継いでる訳ね。



だてに会長を務めてるだけで

ない。 


ダダ寄らぬオーラを感じるわっ




うん。 絶対あなどれない!!




「いいえ結構です

もう一之瀬さんも会長とも

関わりませんので一人で

行きます」


そうよ!

もう一之瀬一家とは関わらない。

関わっちゃいけないのよ!!



それがわたしにとって

一番の幸せの道なのよ。




「それじゃお店で会おう 


奈緒さん 

今夜は楽しみにしているよ」


その意味深発言・・・

何が楽しみか分かんないわよっ


なんだか憂鬱になるわ。




わたしの気持ちを知ってか

知らずが笑みを落として

タヌキおやじはわたしの

家を後にした。


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