シュールな関係
第13章 これって運命?それとも悪夢?
「遅れてごめんなさい
あら あなたが大和さん?」
多恵さんグッドタイミング!!
「大和さん
こちらが今日ご紹介したい
南野多恵さんです」
状況分かったかしら大和くん
思いっきり上から目線で
説明するわたし。
なんだか勝ち誇った気分に
なる
この爽快感に優越感!!
ビックリする大和の顔を
思いっきり目に焼き付けたはず
だったのに・・・・
「奈緒 なにムクレてる?
しっかり食えよ
俺と一緒に食ってるのに変な顔
すると余計にブスになるぞ
なんなら俺が食わせたろうか?
どれ喰いたい?」
あ~~つ ウザイ
ウザすぎる男だわ!!
もうほっといて!!
そして声もかけないで欲しい。
大和が機嫌よくなるのに反して
どんどん機嫌になっていくわたし
ナニ急に機嫌良くなってるのよ?
そもそもわたしの機嫌が
悪くなった経緯は
「神崎君は多恵の娘みたいな
ものだから
大和も姉が出来たと思って色々
相談にも乗って貰え」
社長が言いだしたからだ。
「俺一人っ子だから姉ちゃん
欲しかったからな」
なに調子よく答えてるのよっ!
寝た者同士なのに今さら
そんな関係になれる訳ないで
しょ!?
それにわたしにはもう溺愛の弟が
いるから大和なんていらないのよ