シュールな関係
第15章 送別会の罠
「えっと・・昨日の報告だよね」
姉ちゃんはお粥をグルグル
かき混ぜ俺を見る。
こくりと俺は頷き尋ねた
「大和っていい人だったの?」
「意外といい奴でね
友達の一磨って子を連れてき
て--------------」
詳しく話す姉ちゃんは意外に
楽しそうで
俺はちょっと意外だった。
話を聞くと
大和ってやつは姉ちゃんに
気があるような気がする。
そして大和は俺の事は同棲の彼氏
と思ってるのか・・・。
「姉ちゃん
大和に告白されたの?」
「されないよ///」
そういう姉ちゃんの顔はまんざら
でもなく
顔が赤い・・・気がする?
風呂上りからか?
お粥が熱いからか?
「それと今日から
一之瀬さんと昼食うの?」
これもまた疑問だ。
「うん 絶対命令くらった」
一之瀬さんは姉ちゃんを
どうしたいんだろう?
一緒にランチなんかしたら
会社なんだし人目に付くだろ?
「もしかして一之瀬さんに
キスされた!?」
「//////えっ!?」
ん? この反応は
してる反応だよな
そこで俺なりの疑問が出た。
会長の息子に
社長の息子・・・
なんか接点ありそうだよな?
俺の方が不安になるんだけど…
姉ちゃんのんきにお粥を食べてる
けど大丈夫か!?