テキストサイズ

シュールな関係

第15章 送別会の罠

そろそろ仕事終了の時間
 

コピー室で留美と明日の

書類の用意をする。



「先輩、今日の送別会の会費は

8千円とお高いのでしっかり

元をとって下さいね



ビックリするくらい最高の食事

用意したので!」


ドヤ顔で留美が語る。



「ちょっと高すぎない!?


わたしが幹事の時は大体5千円で

飲み放題・・・」


「一之瀬さんの口に合うように

高級食料理にこだわりました!」


「高級食材?

どんなの頼んだの?」


「ロブスターやーーーーー

フォアグラのリゾット

ウニや魚介類のパスタ 

ステーキサラダ・・・

ピザの種類も沢山そろえたしぃ

あとはデザートやワイン類も

豊富です」



「なんて美味しそう・・・

凄く楽しみじゃない!! 」


想像するだけで幸せになる。


余ったらお持ちなんてあるの?


ついつい貧乏じみたことを

考えてしまうわっ!



「あっ~~~ もうこんな時間 

いぞがなくっちゃ」


「やっておくから留美は行って!」



ありがとうございます 


奈緒先輩

7時に始まるので絶対に遅れない

で来て下さいね!」


急いで留美はロッカー室に走る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ