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シュールな関係

第16章 動いた関係

「一之瀬さん 

どうされたんですか?」



「奈・・いや神崎が来てないけど

遅れる理由とか聞いてるか?」



「奈緒先輩ですかぁ?



留美が来る前に先輩と一緒に

仕事してて

時間の確認もしてるしぃ---


ちゃんと来るって言って

ましたよぉ~」



「でもアイツ来てないだろ?」

60人ぐらいの中を二人で見回す



「どうしたんでしょう・・・


奈緒先輩----

ここにいないですよねぇ?」




「あいつのことだから

場所間違ってるとかないか?」



「そんなことありませんよぉ 


奈緒先輩がここを紹介して

くれたんですから!!」



そうだよなーーーーー



ここは俺が奈緒を連れて来た店



あいつが森山にここを紹介した

なら間違える訳がない。




じゃあ

奈緒はナゼ来ないんだ?




もう始まって20分が経つだろ。


遅れて来るなら普通は連絡くらい

はするだろ?


「あいつから連絡は来てるか?」
 

森山が携帯を取り出して、俺に

首を横に振る。 


俺の携帯にも連絡ない。


「チッ 

なんで連絡してこない!」

ムカついて舌打ちをした。


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