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シュールな関係

第16章 動いた関係

「この写真は何だ?

お前らが送ったのはもう

分かってんだ


納得いくように説明して

もらおうじゃねーか」



俺は携帯の写真を

スライドしながら見せる。




この写真は今、父の第二秘書の

山本から送られてきたものだ。



山本は父の秘書がてら俺の

サポートを影でしている。



表で動けないことは俺はこの

山本を使って調べさせる。


さすがに優秀な秘書だけあって

仕事が早く抜かりがない。



河野たちは俺の行動を

自分たちの携帯からだけでなく、

会社のPCからも写真を送って

いたから調べると直ぐに

足がついた訳だ。




「河野 お前の話さ~

一貫性なくねぇか?



それにさーーーー

ストーカーじみた盗撮だけで

なく 



3年も会社にいて何してる?


仕事もろくにせずに

お前が中心になってイジメとか

嫌がらせもやり出すわけか?


腐ってるなお前 」


俺は冷酷な口調で淡々と

河野の耳元で話しながら

確信に迫っていく・・・・





「誰…にですか?


そ…そんなことする訳が・・・」



追い込まれていくように

河野の表情が硬く強張っていく

のが分かる。



「ふっ お前バカか?


声震えてるぞ




誰に…ってーーーーー



まだ寝ぼけたこと俺にほざく

のか?




神崎に決まってるだろ?」







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