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シュールな関係

第16章 動いた関係

「じゃあーーーー

まず一つだ


俺のファンクラブを今すぐに

解散してくれ


正直、ストーカーまがいな事を

されるのはウンザリだ


今さ お前がうっとうしくて

仕方ないんだけど? 」


さっきとは違い、微笑みながら

話す俺の目は笑っていない。


俺は基本、女はすぐに嘘をつき

簡単に裏切るものと思っている


こいつも同類だ



「俺の言ってる意味ーーー

分かるだろうな」


苛立ちで俺の声が低くなる・・・



「ち・・・違いますっ!! 」


ビクッと河野の肩が大さく震える



「ストーカみたいなことする訳

ないじゃないですか!」

驚きの顔でさっきとは違って

顔がまた一段と赤くなる。



「じゃ これ何だ?」



俺は携帯を取り出し


周りからよく見えるように

肩を抱き寄せ、わざと河野を

包んでいるような形で・・・・

写真を見せる。






「これを  どこで・・・ 」 

河野の言葉が詰まる




その写真はいかにも盗撮的な

感じでーーーー





俺の仕事姿や仕事後の

プライベートにーーーー




奈緒との写真までもが嫌ほど


写っていた。


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