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シュールな関係

第17章 入れない世界 前半

「奈緒 それで体調はどうだ?


口はもう いつものように

達者に喋れてるし・・・


顔色もかなり良くなっているな」




大きな手で頭を撫でられると

わたしの顎を上にあげて

額を合わせてくる。




「熱も------

なさそうだな・・・」



ドキン ドキン ドキン


いきなりの近さにビックリして

言葉が止まってしまう。



サラリとそんな事されたら

驚きと一緒に怒りも

分からなくなってしまう。




相変わらずの反則技を平気で

出来ちゃう人だ。




「体調・・・あれ・・・?


全然普通・・・かも? 



何だか…凄く


元気な気が…する?」



何だか・・・絶好調で


うん。 すこぶる元気って感じ




「何首かしげてるんだよ


今凄く元気とか言ったよな!?



それはな

全部 俺のおかげだぞ」



なっ・・・何なの?


またもや自信たっぷりの言い方は!?


そして 

俺が勝ち誇ったようなドヤ顔


何処からその思いあがりが

来てるの!?



「俺のおかげ…って

何をしたんですか?」




その俺様のおかげって言いうのを

聞こうじゃないの。




「まずはお前の着替え」








今…何て言った?






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