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シュールな関係

第17章 入れない世界 前半

シーツから少し顔を出し

「もちろん食べれますよ」

ボソッと答え…また潜る。




あ~ わたしってーーー

本当に美味しいものに弱いわ。


このグーグ言うお腹か憎い!!




「では点滴も、もう直ぐに終わり

ますので私が用意して参ります

失礼いたします」




「俺も会社に連絡入れて

直ぐ戻るからーーー


奈緒 もう少しおとなしく

寝とくんだぞ」



シーツの上からポンポンと

叩かれると

クスッと二人の笑い声が聞こえ、

一之瀬さんとドクター山本が

部屋を後にした。







二人が去ってーーー

モソモソとベッドから顔を出す。




一之瀬さんは会社に連絡って

言ってたけど

んん?


「・・・・・・・・・」



・・・・ってもしかして今日は

金曜よね?



ええっ 今 何時なの!?


キョロキョロと部屋を見わたし

壁にかかる時計を見るーーー



エッ~~!!



もう10時過ぎてるじゃない


会社に連絡しなくっちゃ・・・



えっ~と 携帯…携帯



でも…会社は

一之瀬さんと秘書の山本さんが

いるから大丈夫…なのかな?




それより晴人!!


晴人にも連絡を

しないと心配をしているよ!!



ベッド横に置いてる鞄から

携帯を出す。




あれぇ?

携帯が光ってる。




着信メールね…絶対に晴人が

心配して送ってくれたんだ!!


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