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シュールな関係

第21章 過去への清算

「さて…

次は何処を回られますか?


奈緒様が

行きたがってたアルプス山脈は


ここからだと

5時間かかりますが…


スキーシーズンですので…

草原は雪で埋まってしまい…

奈緒様が考えてる


夢の体験は出来ないかと…」




さすがに寒いのは苦手だし…

草原の代わりに…


雪の上に寝ころぶもの年齢的に

無理がある。




「はい…もう諦らめました」


ガックリと肩を落としていると


「夕方に立花さまと会うお約束を

しておりますので…

ご予定を入れといてください」


スケジュール確認をした

山本さんがわたしに伝える…


立花さまって誰だろう?



予定って言われても

わたし…何もないです…。




それに何だか…山本さんが

私の秘書かのように

何もかも世話をしてくれている…




でもね…


現地の言葉も出来ないし…


今のわたしには…ハードルが

高すぎると言うことで…

高度なことは出来ない。



なのでスーパ秘書の腕前を

見学からスタート



身をもって体験…って

言うことで…いいよね?



「じゃぁ…次は弟に

お土産を買いに行きたいです


スイスと言えば…スイスチョコ…

チーズ…時計に…ペン…かな

あとはーーーー」




嬉しそうに話すと



「他にもアーミーナイフ

オルゴール…木彫り…


カウベルと呼ぶ牛の首につける

鈴の模型…なども

人気がありますよ」


山本さんが答えてくれる。



カウベルもいいな~


アーミーナイフか…

ナイフをはじめハサミや栓抜き

ワインオープナーなど

機能性高いのが付いてるのね



でもやっぱりスイスと言えば

チョコに…チーズ…ワインよね!



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