無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

夕方…6時…


すっかり日が落ち外は

幻想的にイルミネーションが

光り…輝く



暖房の効いたホテルのラウンジで

ピアノの生演奏を聞きながら

コーヒーを飲んでいると…





女性が目の前に現れて…


不思議そうな顔を…する。





あまりにも自分に似た人が


目の前に立っていて…


思わず息を飲む



わたしより少し年上で…

凄く優しそうな顔で…見つめる






出た――――――！！





海外で――――


亡霊が…ゴーストがいる！！？





幻覚？　霊的存在？　まやかし？



違う！！！


この人…

きっと若菜さんのオバケ…だ




わたしが…色々考えてるから

どこか通じて出て来たのだわ！！



「や…山本さんには…

見えますか？



海外の幽霊は足が…

あるんですね―－－…



わたしの…目の前に


亡くなって---『ｺﾎﾝ…

神崎様-----

こちらの方が…立花若菜さまで

ございます』




「へっ！！…今なんと！？」


「今日　

約束しておりました立花様です」



そう言えば誰かと…会うって

言ってたけどーーー…



その方が若菜さん？



えつ？　どういうこと？



若菜さんは生きて…いた？　





「生きてる…んですか？？」


確かに目の前に…いる。



「はい　




　会長も…私も…

若菜さまが…亡くなられたとは


言っておりませんがーーーー…」



気まずそうに山本さんが答える。