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シュールな関係

第22章 最終章 未来に向かって 

そして今日は…

一之瀬さんが煙草を吸って

待っている・・・。



この人…

煙草吸ったら機嫌が悪いのよ


何があったの?

きょうの地雷は…何なの?



「おい大和…


おまえ会社で奈緒の彼氏だと

言ふらしてるな?


あんまり浮ついてると

社内恋愛禁止令出すぞ!」


睨み付け話すと


「別に雅兄には迷惑かけて

ないだろ?」


悪気もなくあっさりと答え返す





「来月から3か月ほど

マレーシアのリゾートホテルの

建設の為…



こいつを

俺の秘書として連れて行く」



「無理!それ…

マジで無理だからな!



それに

若菜さんと婚約してるんだろ?




奈緒は英語もまだ下手だし

仕事もろくに出来ないんだろ?


連れてくな!


人の女に手を出すな!」


どさくさにボロクソ言われてる

ような気がする…


「こいつは別!! 



俺の…ペット溺愛レベルだから 

手元に置いときたいの



だから奈緒と必要以上に

目につくとこでイチャつくな」



んん…

ペット溺愛レベル…



このセリフ…聞き覚えがある



確か…



わたしのスキのレベルは?

って聞いた時だよね!?




クウーーーーーーッ!!

そういうことだったのね!!



好きとか守るとか…

傍にいろとか…

頭をよく撫でられたのは…

ペットとしてだったのね!!



そこがわたしと若菜さんとの

違いだったのね!!



この腹黒男めっ


あんなに油断したらいけないって

分かっていたのに…



あ~~~~~

馬鹿なわたしだったわっ!!


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