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シュールな関係

第3章 表と裏の顔

「はぁ? 

送ったって・・・

俺の携帯で送ったのか?」


「そうよ 

手間が省けて良かったでしょ?

それじゃ 商談成立と言うことで

さっさと帰ってくれない?」


追い返すように

皮のジャケットを手渡した。




「金取って帰れだと? 

お前は血も涙もねぇのか?


おい 腹減った 

飯ぐらい食わせねえと

帰らねぇからな」



椅子から動く様子すら見せないで

メシだとぉ~~~?



だだっ子みたいなこと

言うなつーの!



面倒な男だな~


ホントうっとうしい……


さっさと

帰ってくれないかしら。



直ぐ出来るもの…



ピザトーストにするか―――



冷蔵庫から自家製ソースや

材料を取り出し

慣れた手つきで刻みチーズを

振りかけオーブンに入れた。




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