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シュールな関係

第24章 番外編 クリスマスの憂心 《大和》

「俺 奈緒に
聞きてぇ事あるんだけど」

一騒動の後、奈緒の部屋に行き
ベッドに座り

「俺のこと好きか?」

茶化さず真剣に奈緒に尋ねた



「////うん」

小さな声で答える奈緒を

俺の傍に呼び寄せ


「言葉に出してくれねぇ?」

と甘い声で問いかける。


「・・・・スキ…ョ」

少し間を空け…

照れながら
少し目線を下げて囁く。


「じゃぁ 俺のこと愛してる?」

更に突っ込む


本題はこれ

この言葉が聞きたいからだ。



「大和は…どうなの?」

質問に質問返し…


「いつも言ってるだろ?


俺は奈緒を愛してるよ」



奈緒の指をからめて繋ぎ
ピッタリとくっつける


「////…わたし…も…」



「それだけ?



『わたしも…』の後の言葉は?」


「それで…伝わるよね?」


「な~んとなくわかるけど

それじゃ

完全には伝たわんねぇな」


拗ねた顔で…


奈緒を見る



「俺は 

奈緒を愛してる…
愛してる…愛してる…愛してる」



「分かった…もういいって!!」


「もっと言って欲しい?

足らなかったら
一晩かけて言おうか?」


「ウイリアムが
大和にキスした時、

『わたしの愛する人に
手を出さないで!』

…って言ったでしょ?」



「それで済ますつもりか?

それは俺にじゃなく

アイツに言ったんだろ?

俺には伝わってない!!


ダメだろ 
そんなのズルいだろ?


納得いかねーだろぉ~!!」


ベットにデンっと寝転び

足をバタバタつかせ
子供みたいに拗ねる俺




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