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シュールな関係

第6章 好みとは

不覚だあぁぁ~

今日二度目のドキッかも。



「ほら 早く目を瞑れよ」


だんだんと一之瀬さんの

綺麗な顔が接近して来る・・・


えっ 何?

何だ?

この流れって・・・

もしかしてもしかなの?



一之瀬さんにキスされちゃう?




「ケホッ ケホッ

も~~~っ

一之瀬さんやめてください!!」



急いで目の前まで迫るおでこを

人差し指でツツツーと押し返す。



どーしてくれるのよ

ビックリで気管に詰まって

むせるじゃないの!


 
「神埼 もしかして 

俺がキスすると思ったのか?


お前ごときに

マジでするわけないだろ?


彼女になりきるために

雰囲気だけでも味あわせて

やってるんだ
 

感謝ぐらいしろ」


なにぃ~っつ!!

何様のつもり?


本来、わたしの方が

感謝されるべきでしょ!?




一瞬でも赤面したわたし・・・


だれか蹴りつけてぇ~!!



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