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シュールな関係

第6章 好みとは

それにわたしは

晴人に隠し事はしない。



だから一之瀬さんのことも

話してるので晴人の中では

極悪非道な男に映ってるに

違いない。


 
さすがに大和のことは

話してないけどね。


あの日は晴人が友達の家に

泊まりに行ってくれてて

ホントに助かったよ。



とにかく

晴人には協力してもらうために

朝の5時から限定の幻の羊羹を

買いに行ってもらった。


うん バッチリ!!

手土産にすら余念もないわ


ボロ出すなって?



ふふっ 大丈夫よ

秘書歴はまだ短いけど

色々学んでるのよ。


押さえるところは

わきまえてるつもりなの。



顔合わせなんてチョロイモの 



ホホホーって




大きく胸を叩きがら



羽ばたくように

ドアを開け


光眩しい外に向かって


飛び出したのに・・・・








わたしの読みは   





 甘く………







大きく打ち砕かれた―――








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