シュールな関係
第6章 好みとは
「大丈夫だよ・・・
ねーちゃんが思ってるように
どう転んだってならないから」
私の妄想の心を見透かして
入ってくる晴人
弟よ そんな痛そうに
わたしを見ないでくれる?
晴人あなただけは ただ一人の
わたしの味方よね?
もしかして味方だったって
過去形になってないよね?
「もう一発蹴りくらいたいの?」
「タ・・・タンマ!!
俺も協力して朝からねーちゃん
のために羊羹買に行っただろ?」
「あたりまえでしょ?
姉の協力ぐらいでブツブツ
文句言わないの!」
兄弟二人で助け合ってるから
なんやかんや言っても晴人は
わたしの味方なのよねぇ~
どんな願いも聞いてくれちゃう
ほんとカワイイ弟だわぁ~
だから
わたしも頑張れちゃうのよ。
超ブラコンのわたし。